2013.02.06

相手に伝わる自己PRの基本とは?

就職相談室の秋山です。
現在、学生たちは就職試験対策の授業において、
自身の長所を売り込む自己PRの書き方や話し方を学んでいます。

そのとき意識しなければならないのは「相手に伝わるか?」ということ。

ちょっと、ここで余談。
これから東北のある地方で実際に話されたことのある会話を紹介します。

A:「どさ?」
B:「ゆさ」

皆さん、意味が分かりますか?
正解は・・・

A:「どこに行くの?」
B:「風呂(銭湯)だよ」

です。
これは、その地方で顔なじみの方だからこそ伝わるものですよね。

しかし、面接や履歴書で伝える相手は、自分のことをまったく知らない人です。
ですから自分が知ってて当たり前のことを、相手が知っている保障はないのです。

例を挙げれば、こんな自己PRのとき相手に伝わるでしょうか?
「日商簿記2級合格に向けて、入学以来一生懸命努力してきました。」

NABIの先生方や学生であれば、どれだけの量の過去問を解いて、
そして見直して 頑張ったかが分かるでしょう。
でも、これが企業の方から見ればどうでしょうか?
一生懸命努力した度合いが自分や周りの人は良く見えていますが、
企業の方は NABIでの頑張りを見たことがないから、
その人が努力がどれだけのものか、まったく見えてこないのです。
これではせっかくの努力も伝わりませんね。

では、どうすれば良いのか?
「数字」を使ってみると良いのです。

「日商簿記2級合格に向けて、入学以来学校での学習の他、毎日家庭で
2時間予習と復習を
行いました。特に仕訳の力をつけるために、
仕訳の問題を1日100問解くようにしました。その結果、検定前の
過去問題演習では 常に満点を維持することができ検定も合格しました」

いかがでしょうか。
数字を使うことで、努力した様子が頭に浮かんできませんか?

普段のコミュニケーションでも同じです。
「多数」「大半」便利な言葉ですが、どれだけの量なのか、
感じ方は受け手によって異なります。
確実に相手に伝えるために「数字」を使うようにしてみましょう。

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